【蔵出し銀塩カメラ⑤】 Canon Fー1(旧Fー1)

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【蔵出し銀塩カメラ⑤】 Canon Fー1(旧Fー1)

スタッフニュース

2019/10/16 【蔵出し銀塩カメラ⑤】 Canon Fー1(旧Fー1)

保険責任者の津嶋です。

ラグビーワールドカップは日本が決勝トーナメントに駒を進めがぜん盛り上がりを見せて

いますね。

こういった試合会場で報道カメラマンが手にするカメラは日本のキヤノンかニコンが鉄板で

それ以外のメーカーを見つけるのは難しいほど。特にキヤノンは今回オフィシャルスポンサー

になっていることもあり、試合会場ではキヤノンのカメラを使用するプロカメラマンをよく

目にします。

プロが使用するカメラとしてはキヤノン・ニコンの2社が世界シェアで寡占状態ですが、

1960年代までは国内でプロのカメラといえば圧倒的にニコンで、キヤノンといえば高級機

も製造しているがどちらかといえばアマチュアやファミリー向けのイメージがありました。

今回取り上げる銀塩カメラはプロがキヤノンを使うきっかけとなったカメラ、Fー1です。

*

キヤノンF-1はニコンの牙城となっていた「プロカメラ市場」に切り込むためにキヤノンが

5年という時間をかけて開発したカメラで、1971年に発売されました。当時のキヤノンの

力の入れようはものすごく、発売当初から「10年間は不変」をうたい10年間作り続ける

ことを宣言し、1976年にユーザーの意見を取り入れた改良はおこなったものの後継機New

F-1が発売される1981年まで本当に10年間製造されました。キヤノンとしては後継機も

「(Newがつかない)F-1」としていたので、後継機と分けるためにこのカメラを

「旧F-1」と呼ぶこともあります。

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(写真はフラッシュカプラーFとワインダーを装着したものです。)

*

F-1は露出計にボタン電池を必要としますが、機械式シャッターのため電池なしでも使用

可能です。また外面の塗装も高級機らしく「しっとり」とした感じに仕上げられていて、

当時は「虎屋のようかんのようだ」などと言われたりしました。

(露出を力技でオートにする交換式ファインダーなんてものもありましたが・・・)基本は

マニュアルで露出設定をおこないますが、ファインダー内の露出計が見やすいこともあり、

非常に操作のしやすく、プロだけでなくアマチュアからも支持されました。ただ、ファインダー

画面の中心部12%のみを測光するというキヤノン独自の測光方式は、多少の慣れも必要でした。

*

結果としてキヤノンはプロカメラマ市場の切り崩しに成功し、以降同市場はニコンとの寡占

状態が現在まで続いています。しかしながらキヤノンがこれらに成功した理由はF-1の登場

だけでなく、もう一つ理由がありました。それは「カラーフィルムの一般化」です。

それまでのカメラはモノクロフィルムでの使用が多かったため、レンズ固有のカラーバランスは

あまり気にされませんでした。ところがカラーフィルムの使用が一般的となると、一眼レフの

特性のひとつであるレンズ交換によってカラーバランスがバラバラになるというということが

生じてしまうようになりました。キヤノンはこの点にいち早く注目し、F-1と同時に発売した

「FDレンズ」でカラーバランスの統一をおこない、この点が特にカラーフィルムの使用の多い

コマーシャル業界に受け入れられました。「報道のニコン、コマーシャルのキヤノン」なんて

言われた時期もありました。

*

とても質感があり堅固で丈夫なカメラですが、欠点といえば使用するHD型ボタン電池が入手

しにくい点と「重い」ことでしょうか。プラスチックが多様されている現在のカメラとくらべると

格段に重く、角のある感じは金属の塊そのものです。

テレビドラマで殺人事件の凶器の定番は応接のカラス製灰皿なんて時期がありましたが、定番に

このカメラを加えてもいいんじゃないかと思ってしまうくらいです(笑)

 

 

 

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